2008年05月23日 ダノングループの奇跡
おはようございます。
先日、フィランソロフィー協会にて行われたセミナーに行って参りました。
講演は、前回の彩和祭にてご登場頂いたVolvic 1L for 10Lプログラムリーダーの吉沢直大さん。
http://www.ecotwaza.com/service/saiwa02.htm
昨年9月段階ではまだプログラムの途中だったのですが、
今回は昨年度の実施報告も兼ねていらして、
さらにパワーアップした内容となっておりました。
ダノングループは創業者の方の理念が素晴らしく、
「企業の責任とは、工場のゲートやオフィスのドアまでで終わりというわけではない。(中略)人々の将来、その子供たちの将来は、企業が提供する発展のスコープに拠るものである」
という名言を遺され、それに沿ってダノングループは伝統的に非常に高度な、事業内での社会貢献活動に取り組み続けています。
そう、未来をつくるのは企業の役割なのです。
消費者が騒ぐから、対策としてCSR・・・
ではなくて、社会が気づく半歩先に提案していく企業、
素敵ですね。
1L for 10Lのルーツともなるグラミンフーズという事業についてのお話もあり、まさにSustainable Developmentを実現している内容に改めて感動。
詳細はコチラ↓
http://www.volvic.co.jp/1Lfor10L/doc/danone_csr.pdf
Volvicやグラミンフーズの事例からは、超大手グローバル企業でなくても参考になる点があります。
1.自社の事業ドメインの中にテーマを設定していること
→「飲料水」だから「水」というテーマ
「ヨーグルト」だから「栄養」というテーマ
2.現地のパートナーとの連携
→UNICEFやグラミン銀行など、現地をよく知るパートナーとの連携をとっている。また広告代理店やエージェントなど、プロを巻き込む企画力も。自社だけでは難しいことも、複数のパートナーを巻き込むことで大きな力になりうる。
3.三つのSustainabilityを徹底
→環境負荷の軽減(あるいは最小化)、社会問題の持続的な解決、事業としての継続可能性。一時的な寄付だけでなく、持続的に現地で維持できるよう工夫しており、また事業として利益を上げることで長期に渡る再投資が可能。
4.情報開示
→徹底しています。CMの演技指導をしているかどうか、具体的にどのような援助がなされたかまで、すべてウェブサイトに報告されているので、「寄付したけど何に使われているかわからない」ということがありません。
5.会社の理念と社員からのボトムアップ
→経営者の理念がしっかりしているのは大前提として、今回のプロジェクトはドイツ支社の社内のワークショップから自発的に始まったものだとか。ありがちな、「会社として植林しているけど社員は知らない」というプロジェクトとは一線を画しています。
規模は違っても、この要素を盛り込めば新しい取り組みができそうではありませんか?
ビジネスの数は星の数ほどあります。
同じくらいの数、社会・環境貢献の形があってもいいですよね!レッツ・自社ならではのプログラム開発☆
Volvic 1L for 10L 今年もやります
2008年05月11日 サンクス☆タイム
こんにちは。
今日は最近お手伝いさせて頂いているNPOのGood Dayさんにて、プロジェクトマネジメントについてのセミナーをしてきました。
皆さん聞き上手&質問上手で、とても楽しくお話することができました。
早速、今進行中のプロジェクトでも応用して頂けそうです。
プロジェクトマネジメントは、結局のところ「アウトプットを明確にして」「資源の分担を決めて」「スケジュールを立てる」までの設計部分が肝。
走り出す前のプロジェクト設計の段階で、プロジェクトの成功の8割が決まると言われます。
セミナーのあと、スタッフミーティングに少しだけ参加したのですが、
「サンクス・タイム」ということをやっていて、非常におもしろかったのでご紹介。
Good Dayは社会人や学生のボランティアスタッフで成り立っているNPOなので
仕事ではないし、自分が誰かに見てもらえているのか、本当に役に立っているのかわかりにくい。
だから、時々みんなで、お互いに対して「ありがとう」を言い合うという時間をとっているそうです。
一人ずつについて、全員から「○○さん、□□について、ありがとう!」と言っていきます。それを、全員分、一周ずつ。一人一言ずつ、なんでもいいそうです。例えばこの数ヶ月でその人が頑張ったこととか、笑顔とか、いつも接するときの態度とか。
NPOではなくても、仕事のうえでも、お互いに対して照れて言えないような小さい「ありがとう」ってありますよね。
エコトワザでも今度やってみようかな、と思いました。
折りしも、今日は母の日。ちょっと照れくさい「サンクス・タイム」のノリで、「いつもありがとう」と母にも花束を贈ってみました。
NPO Good Day http://www.goodday2u.org/
☆6月7日に間伐ツアーがあります。私も参加します!
よかったら一緒に行きましょう。参加申し込みはこちらから。
http://www.goodday2u.org/kanbatsu2008_1
2008年04月16日 25歳はお肌の曲がり角
こんにちは。
表題の「25歳はお肌の曲がり角」。
聞いたことのある方は非常に多いのではないでしょうか。弊社は女性社員しかいないので、慣用句のように使用頻度が高い文言です。
一体、誰がいつから言い始めたことなのか?
今日初めて知りました。アクアモイストシリーズを販売している「ジュジュ化粧品」の、昭和40年代のキャッチコピーだったのです。30年以上の時を経て、いまだに生きているコトバ。
ジュジュ化粧品様には、彩和祭にもご協賛いただき、大変お世話になっているにも関わらず今日まで存じ上げなかったという自分の勉強不足(スミマセン)の恥をしのんで、驚きのあまり思わずこちらで書いてしまいました。
その出所がわからないまま「文化」になっているキャッチというのは、社会に対して大きな価値を与えているという意味で企業にとって誇れることです。このコトバは25歳を過ぎるまでにきちんと肌の手入れをすることが曲がり角を乗り越えるコツ、基礎化粧品の必要性をしっかり社会に浸透させました。まさに、事業を通して日本女性の美しさの向上という社会的価値を実現した事例と言えるのでは。
(※ちなみに、これは当時の栄養事情等から試算した年齢で、現代では曲がり角はもう少し高齢のようです)
他に、社会現象を作り出したキャッチとして名高いのはデ・ビアス社の「婚約指輪は給料の3か月分」という名文句。(女性の側から見て名文句というだけで、男性にとってはたまらない話かもしれませんが・・・笑)
コトバの力とは、かくも偉大。
そんな社会現象を巻き起こせるようなキャッチを生み出して、そしてそれが浸透するような素晴らしいサービスを提供していけたら、幸せですね!
ジュジュ化粧品株式会社
2008年04月07日 甲子園の笑顔
甲子園、いつの間にか選手は10歳も年下になってしまい
いろいろな意味で感慨深い時期がやってきました。
今年の話題は、春の甲子園で準優勝した埼玉聖望学園3年の大塚椋司さん。
笑顔も投げ方も、パフォーマンスもとにかく豪快。
その楽しそうな姿に、最近野球のテレビ観戦を封印していた私も
思わずかじりついて観てしまいました。
楽しそうにしている人に、人は惹かれます。
いつも苦しそうに、壮絶に努力、努力の孤独のスターもかっこいいのですが、
つらいときにこそ笑顔を忘れない姿が人の心を打ちます。
そして心から楽しそうに頑張る姿が、人を巻き込み大きなことを成し遂げる力となります。
それは経営者も同じ。
自分の仕事を愛し、楽しみ、笑顔でいることが周りの人を惹きつけるのでは。
私が出会った素敵な経営者の皆様は、いつも楽しそうに仕事をしています。
そういう方とは、是非もう一度会いたい!と思います。
投手の大塚さんは、幼いときにお父さんを亡くしていて、
そのお父さんのことを支えに、野球を辞めようと思った時期も乗り越えたと報道されています。
笑顔と、チームの盛り上げ役のような姿からはそんな悲しさは感じさせません。
高校生、10歳も年下の彼から多くのことを学ばされます。
夏の甲子園、是非優勝してほしいと祈りを込めて・・・
私たちも、彼に負けないよう、笑顔で、楽しく、頑張りましょう!
2008年03月27日 What I Love about 国立
つい先週までは気配もなかったのに、一気にきましたね。
今週末はきっとお花見で大騒ぎになるのでしょう。
国立市で好きなことを3つ上げるとすれば、1番目は大学通りの四季の美しさです。春は桜、初夏は新緑、秋は銀杏、冬はイルミネーションを楽しめます。
2番目は、車のマナーのよさ。駅前の横断歩道は慣習として歩行者が優先で、渡ろうとしている人がいると車は絶対に止まります。(本当は、横断歩道に人がいたら車は止まるのが交通法上のルールですが、誰も守っていませんよね)
そして3番目は、商店街の方々や、駐車場の警備員さんたちの愛想のよさ。ここはまだ商店街が元気です。そしてスーパーの紀伊国屋さんの警備員さんはいつも近所の人々にも元気にあいさつをし、子供をあやし、困っている人がいると助けてくれます。(これは一種の社会貢献ですね)
そして国立には「増田書店」という本屋さんがあるのですが、
私は学生時代からそこの店長さんがとても好きで、なるべく本はこちらで買うようにしています。
増田書店の店長は、おそらく発行されている本はほとんど目を通しているのではないでしょうか。たいていの本のことは、「ああ、あれね。」とわかってくださいます。しかも、「そのテーマの本はこの3年で1冊しか出ていないから、しばらくは流行らないかもね」など、ビジネスのヒントにもなるアドバイスを下さいます。そして店員さんもよく教育されており、他店と比べると知識が豊富です。
本屋さんは本のプロである、ということを、ふつうの本屋さんは意外に忘れていますが、増田書店に行くと「う~ん、さすがプロ!」とうならされます。この信頼の積み重ねがブランドづくりなのですね。
他にも小さいながらも唸らされるブランドのあるお店が国立にはたくさんありますが、また今度。 その小さい心遣いには本当に勉強させられます。
以上、国立自慢でした♪
2008年02月17日 夢を追いかけているときは
『夢を追いかけているときは、心は決して傷つかない』
これは、パウロ・コエーリョの「アルケミスト」に出てくる一節。
つらいことがあると思い出して復活します。
あ、そうそう、そういえば傷つかないんだった!(単純?)
先日、ベアーズ専務取締役の高橋ゆきさんとお会いする機会に恵まれました。
メディアで拝見するよりさらに一層キラキラしていて、とても素敵な女性でした。
代表者の心構えとして、ゆきさんがおっしゃっていた言葉が印象的だったのでご紹介いたします。
「代表は、例えどんなにつらいことがあっても、
例えば失恋した直後でも、
次のドアを開けるときには笑顔でなければいけないのよ。
いつも、誰が会っても、同じ自分を見せること。
それができない人は代表なんてやらない方がいい」
なるほど。
本当に、会社の顔として、きっと部下にも社外の人にも
いつも必ずこのキラキラした姿で会っているのだろう、と頭が下がりました。
人間である限り、傷つかないなんてことはない。
でも、次のドアを開けるときにその傷を見せないこと、
それが一流の心得ですね。
とても素敵な言葉だったので、シェアさせて頂きました。
家事代行サービスのベアーズ
2008年01月21日 サービスインしました!
1月17日にエコトワザの新サービス「Rent−a−kagu」サイトオープン致しました!遅ればせながらお知らせ。
レンタカグは、志を持って起業している小さい会社向けの「オフィス家具のレンタル」サービスです。
すべては地球からの借り物。だから、自然のものは自然に還すこと、いったん作ってしまったモノもできるだけ長く使い続け、モノのライフサイクルを最大化する社会にしたい。
その具現化の第一歩として、「レンタカグ(家具)」サービスを開始いたしました。「レンタカグ」は、立ち上げ期の小規模企業向けの家具レンタル+環境配慮型オフィス提案サービス。
高い志を持ち、環境問題についても弊社の理念に共感して頂ける企業様にだけサービスをご提供いたします。「資金は潤沢ではないけれど、やる気に満ちている」オフィスに、ぴったりのサービスです。レンタルされるのは灰色の「事務用品」ではなく、社員が元気になれる中古のオシャレな家具や雑貨たち。女性の目で選んだ、遊び心を大切にしたラインナップになっています。
オプションサービスとして、オフィス診断も行います。社員が働きやすく、クリエイティブになれるオフィス作りを全面的にバックアップいたします。
地球にもオフィスにも優しい、「ポーズではないエコ」の実践をエコトワザから。
詳細はレンタカグHP(www.rent-a-kagu.com)まで、またはお問い合わせください☆
2007年11月07日 世界を変える会社の会。
という名目ではまったくなかったのですが、今週末も恒例の(?)鍋パーティ@エコトワザオフィスでした。
メンバーは
株式会社吉田鎌ヶ迫の皆さん
http://www.yoshidakamagasako.com
有限会社メディウィルの皆さん
http://www.mediwill.co.jp
実は、社長はいずれも大学時代のゼミの先輩です。
変わったゼミで(教授も、メンバーも)、歴代の卒業生はうちの大学の中でもかなり珍しい起業率の高さ。
ゼミの内容自体はよく覚えていないのですが、先生のインパクトと諸先輩方のキャラの濃さに、最年少の私はいつも圧倒されっぱなしでした。
そういえば2000年時点ですでにユビキタスやテレビ広告の効果測定といった研究テーマを選んでいたので、かなり先見の明があったのでは?
思えば、あのゼミに入ったことが現在の自分にも多大な影響を与えています。
若くして起業した先輩がこれだけ身近にいる環境や、今もそのときの先輩方が、起業したての後輩の世話をしてくださるつながり。
振り返ると、こうした一つ一つがすべて今の自分をつくっているのだなあ、と気づかされます。本当に有難いことです。
この両社(と、もちろん弊社も★)いずれ世界を変える会社になる予定。
今後もご注目くださいね。
2007年09月14日 CSRは戦略なのに
こんにちは。
そんなわけで(?)ハンサムな会社の定義5=社会貢献、を研究しておりますが、いまだに日本では「そんなことをビジネスにするとはけしからん」という意見が横行しています。
社会貢献は寄付やボランティア精神からやるべきで、そこでお金をもうけようと思ってはいけない、なぜNPOにしないのだ!という意見です。
また、企業のCSR担当者から、「お宅は会社だから、お金をお支払いできません。NPOにしかCSR予算は使えないことになっているのです」と言われて驚きました。その差は!?
そもそも儲けてはいけない=NPOという発想も間違っていると思うのですが、それはまた別の機会に書くとして、私は企業の社会貢献は「事業戦略」と一環していなければならないと考えています。
今のCSR(企業の社会的貢献)は、80年代に流行したメセナ・フィランソロフィーの流れを汲んでいるせいか、PR(Public Relations)やメディアへのアピールと取り違えられていますし、企業の本業とは離れたところで、環境保全、スポーツ・文化振興のための協賛など寄付活動と思われています。
しかし、これからの十年間でその流れはきっと変わります。
そもそも企業と社会は対立関係ではなく、相互依存の関係にあります。
ところが今のCSR議論は、企業VS社会の構図を前提に語られている。
企業が、競争戦略の視点から、社会との接点を捉えなおし、自分が最も力を発揮できて、かつ社会に対してインパクトを与えられる分野において社会的価値を生み出すようなフレームが最近ようやく出てき始めました。CSRは寄付活動ではなく、相互依存した社会と会社の関係性をより密接にし、より大きな「価値」を生むための手法としたら、その「価値」を生み出すことは立派な事業と思いませんか。
ちなみに「インパクト」というのもキーワードですね。
これまでのCSRの価値は「寄付額」「ボランティアした社員の数」で語られてきました。でも、これからはプロセスではなく「それがどれだけの社会的インパクトを与えたか」という成果で語られる時代がきます。
今日はここで力尽きますが、明日、これについて非常に端的にまとめた論文をご紹介します。まだ日本では出ていなかったと思うので、私なりの翻訳になってしまいますが、おそらく近いうちに邦訳も出ることでしょう。
お楽しみに・・・ ばたっ
2007年09月13日 つながっている
昨日の「ハンサム」に続き、今日はもう一つのキーワードをご紹介します。
エコトワザのキーワードは
「つながっている」
HPをご覧いただければわかるように、イメージアイコンは「唐草模様」です。
ロゴも唐草と手毬で構成されています。
http://www.ecotwaza.com
高校〜大学にかけて、環境問題がなぜこんなに深刻なのに、自分も含め、なぜ人類は(人類!!さすが高校生、発想が大きかった)動こうとしないのだろうと悩んでいました。
その答えは、「つながり」の欠如、と気づいたのがエコトワザ設立のきっかけです。
もともと日本語には
・因果応報
・情けは人のためならず
・風が吹けば桶屋が儲かる
・言霊
といった、自分の行為と他者への影響を「関連性」でとらえた言い回しが多く、西洋の国と比べると「関連性」への意識が強いと思います。
これは、自然と人間の関係性についても同じだったはずです。
「私」が川の水を汚せば、「川」が汚くなって、「魚」がとれなくなって、「私たち」がみんな困る
あたりまえのことですね。
でも、「あの山とこの川の間」で生活が完結していた時代と違って、現代人はあまりに複雑で広い世界と物理的につながってしまっています。
そうすると、もう想像力の世界。
人は、自分の行為、自分の食卓、毎日の生活と、遠い国で起きているすさまじい自然破壊の間の「つながり」が見えないから動けない(動かない)けれど
そのつながりに気づいた人から危機感を持っていくのではないでしょうか。
自らもそうした想像力を養うこと、そしてその想像力を可視化できる
そんな人になりたいと思います。


