2008年07月03日 TOKYO FMで考えたこと
こんにちは。
月曜の夜、TOKYO FMのDAILY PLANETという番組の、
HUMMING BIRDという、エコについて語るコーナーに
出演させていただきました。
生放送は二回目ですが、緊張しますね~。
パーソナリティの守乃ブナさんが素敵にフォローして下さり、
なんとかつつがなく終えることができました。
直前の告知にも関わらず、お聞き頂き、
反響を頂いた皆様、ありがとうございました~☆
話しながら思ったこと。
「世界は、確実によい方向に動いている。」
もともと、私が「環境によいことをするほどに経済的にもプラスになる社会」を夢に描いたのは1997年、高校生のときでした。
それからわずか10年。
社会は、確実にその方向に進んでいます。
特にこの2年間で、ものすごい動きを感じます。
世界は私たち人間が思い描いた方向に向かいます。
明るい未来を描けば、その通りになるし、
暗くて嫌な未来を描けば、やっぱりそうなっていってしまう。
きっとたくさんの人が、自然環境と人類のよい関係性を思い描いてきたから
その成果がようやく出てきたのかな
そんなことを考えた夜でした。
DAILY PLANET http://www.tfm.co.jp/planet/080630.html#humming
2008年07月01日 環境難民2億人
最近、書きたいことが溜まっていたのについ机の前に座る時間がとれなくて後ろ倒しにしていました。お久しぶりです、大塚です。
まずは今日の読売新聞の朝刊から。
2050年には環境難民が2億人に。
すごいタイトルですね。
地球温暖化問題は、温度が上がること自体よりも
それに付随して引き起こされる災害や伝染病などの方が
より私たちにとっての影響という意味でわかりやすい。
そしてそうした被害を受けるのは、途上国の人々だったりします。
環境問題と公害の定義の違いは、
「公害は被害者と加害者が明確な社会問題、
環境問題は誰もが被害者であり加害者である問題」
と言われています。
でも残念ながら、大きな視点で見ると
被害者は一部の人に偏ってしまうという現実が見えてきます。
昨年の彩和祭では、東大の沖先生も
「水問題で困ることになるのは途上国。先進国は水を買うことができるから、国際支援の視点を忘れてはいけない」とおっしゃっていました。
やっぱり、先進国に生まれた私たちには
責任があるのだと思います。
オフィスを28度にしたら暑いじゃん・・・ではなく。
そんなの、我慢のうちにも入らない。
ちなみに弊社はエアコンがないので真夏は34度。
あ、これは、我慢大会の域ですね。笑
そこまでする必要はまったくないと思いますが、
ちょっとだけ、想像力を持って、未来のことと、日本以外の土地のこと考えてみませんか。
2008年05月16日 Tokyoは環境意識の高さと行動にギャップ
昨日のニュースに出ていた、博報堂生活総合研究所の調査結果。
東京、ニューヨーク、トロント、ロンドン、フランクフルト、パリ、ミラノ、モスクワの20~50代2600人に聞いた「環境意識」と「行動」についての調査。
東京の人は温暖化に対する危機意識を感じる人の割合が88%と最高値、にも関わらず「便利な生活を手放したくない」と答えた人も42%と8都市中最高。う~ん、この矛盾、数字はウソをつきませんね。
ヤバイ、ヤバイ、と言いながら、それでも「具体的に何をしたらいいかわからない」と思ってしまうのは、きっと問題の大きさと自分にできることの小ささに途方にくれてしまうから。そして「大きなことをしなければ」という焦りが、日々できる小さな行動を後回しにしてしまう。
気負わず、例えば早めに消灯するとか、車を使っていた距離を自転車に切り替えるとか、そんなことでも立派に「環境問題に取り組んでいる」。利便性を手放した!と騒ぐほどはつらくないのではと思う。
次の調査のときにはTokyoの意識レベルと行動レベルが同じくらい高くなっているように、そしてその数字の引き上げに少しでも貢献できるように、地道な活動を続けたいと思います☆
2008年03月01日 メタボ改善
最近流行の「メタボ」、正式名称はメタボリックシンドローム(英 metabolic syndrome)。内臓脂肪型肥満に高血糖・高血圧・高脂血症のうち2つ以上を合併した状態をいうそうですが、メタボリズム(metabolism)という言葉自体は「代謝」という意味。「メタボ」という略称が出回っているため、うっかり「肥満」と誤解してしまいそうですね。
Metabolismはサステナビリティを考えるときに重要な用語です。
地域で循環型の社会をつくっていこうとするとき、人間生活のMetabolism(代謝)のあり方が問題になります。食べ物は農村部から都市部に輸入され、消費され、最後は廃棄物として燃やされたり埋め立てられる。Linear Metabolism、つまり一方通行に代謝されるわけです。
でも自然の摂理に従えば、すべてはWaste for Food、つまりどこかで不要となったモノは必ずどこか別の場所で役立つ。Circular Metabolism(循環型の代謝)です。
このメタボの見直しこそが、企業や自治体に求められていること。
デンマークでは「産業共生」と呼ばれる、複数の自治体と企業体が協働してお互いに産業廃棄物を他社の原料とする関係をつくっているところもあります。
循環型社会を世界的に、日本全国で考えず、まずは同一地域内の企業同士で考えてみる時代なのかもしれませんね。カラダのメタボといっしょに社会のメタボも、改善☆
2008年01月18日 資源争奪戦と言わないで
資源争奪戦という言葉をよく聞きます。
おそらく人類の歴史で、戦争の原因となるのはいつも資源争奪・土地争奪・業界利益のどれかなのではないかと思うのですが、
先日の「ガイアの夜明け」ではレアメタル、魚類、穀物が問題になっていました。
確かに、バイオエタノールやバイオプラスチックの登場で食用の穀物が減ってしまったり、燃えないゴミとして捨てられたレアメタルは埋立地で無駄に眠っていたり、資源が減って大変かもしれない。
でも、そもそもバイオエタノールを食用の穀物で作る必要があるのか?
出現した当初から、保守的と思われるかもしれませんが、バイオ~シリーズにはうさんくささを感じてしまった自分がいました。
確かに二酸化炭素の排出量は石油より少ないかもしれない、
でもつくる過程で生じている他のエネルギーまで計算に入れたらどうなのでしょう。
バイオ~の原料をつくるために森林伐採をするという本末転倒なことにならないのかしら?(⇒やはり、なりましたね)
人間は経済を成長させたいという欲望がある限り、自分で自分を止めることができない、その法則が変わらないとどんなに「エコ」なエネルギー技術を開発しようと、やっぱり世界は変わらないように思います。
循環型社会の構築、という発想は、そうした革新的な技術開発や、排出権取引のようにマクロ経済を大きく動かすものではないかもしれません。
でも実は3R(Reduce,Reuse,Recycle)が一番確実で大切なのではなかろうか、と思ってしまう今日この頃です。その最終形が「ゼロ・エミッション」と呼ばれていますね。
一般的に言われる今の3Rは、既に消費者の手に渡ったモノが廃棄された後どうしようか、という話です。
でも本当はもう一歩進んで、そもそも商品をつくる段階から、使い終わった後に「自然物は土に還す」「化合物は再び取り出して(同じくらい資源が生かされる用途で)有効利用する」というふたつのサイクルを想定するのがよいのではないかと思っています。
マーケティング的な「リサイクル」の発想は、どうしても「ペットボトルを再生して洋服にしました」とか、そもそも想定されていなかった再利用をするため、大量のエネルギーを使ってあまりつくらなくてもいいものをつくっているようにも思います。ペットボトルを再利用したキーホルダーとか・・・。でも、今はそうした方法が一番マーケティングとしてはわかりやすいのかもしれませんね。「再生素材=エコです!」と言いやすい。
とにかく何が言いたかったかというと、資源争奪戦という言葉で20世紀的な発想に陥らずに、大儲けではないかもしれないけれど、Decentな成長をできないだろうか、ということでした。なぜ、それがなかなかできないのかは、また次回・・・。
・・・2012年12月31日まであと1809日・・・
2007年09月21日 カーボンオフセット
昨日、西友がカーボンオフセット付エコバッグの販売をプレスリリースしました。
カーボンオフセットとは・・・
日常生活や経済活動などにおいて排出されるCO2 について、努力をしてもなお避けることができないCO2の排出量を、それに見合ったCO2の削減活動に投資することなどにより、打ち消す効果を得ること。
直訳すると「炭素」の「相殺(そうさい)」になります。
この概念は、「お金さえ払えばいくら排出してもよいという仕組み」として誤解されやすいのですが、決してそんなことはありません。
努力をすることが第一、それでもどうしようもなかった場合に「相殺する」という順番が大前提となります。
オフセットについて考えるとき、「京都議定書」が基本となります。
2012年までに日本を含む先進国がCO2の削減義務目標を持っていることはご存知の通り。
その削減義務を達成できない場合、国単位で他の国から「排出権」を買うことで、国際貢献するというのがオフセットの基本的な仕組みです。
方法としては、大きく分けると
1.目標よりも実際の排出量が少なかった国から買う
2.省エネ技術などを導入支援することで、実際にCO2の排出を減らした上で、その分を得る
3.植林によりCO2を吸収した分の排出権を得る(計算が難しそうですが)
それを「国」という大きな単位から、企業単位、そして個人単位で参加できるようになっているのが、今回の西友のおもしろいところです。
もともとイギリスから始まった考え方というだけあって、イギリスの航空会社はすでに乗客がお金を払うことで、旅行に使った分のCO2をオフセットする仕組みも整っています。日本でも、きっとこれからの数ヶ月間でそうした動きが活発になりそうですね。
生活者ができる「環境貢献」の一つの形として、今注目のオフセット。
ぜひ、アンテナを立ててみてください☆


